子どもの権利条約フォーラムとは
子どもの権利条約フォーラムとは
子どもの権利フォーラムは、子どもの権利条約の普及と、子どもの権利について関心を寄せる人々の意見交換、出会い、交流の場としてはじまりました。1993年から子どもの権利条約採択記念日(11月20日)前後に、全国各地でこれまで延べ28回開催されてきています。
毎回2日間で、延べ1,000人近い参加者が開催地及び全国、そして海外から集まり、子どもを取り巻く環境や課題について現状報告や意見交換を行っています。
実行委員長より
大人実行委員長 山田雅太 前川友太
実行委員長 山田雅太(写真一番左)
2020年11月15日、南砺大会で意見を表明する子どもたちの姿を見て、再び、「子ども参加」によって川崎の社会が動く時が来たと感じました。
私と「子どもの権利」のかかわりは、20年余り前の「川崎市子どもの権利に関する条例」の策定時までさかのぼります。条例策定中は、子ども委員会の子どもたちと条文の言葉を考えたり、おとなからの「権利=わがまま論」にどう応えるかと意見を交わしたりして、条例の中に子どもの言葉が反映されるように努力しました。条例策定の最後に子どもたちとまとめた「おとなが幸せに」というメッセージは、今では母子手帳にも載せられるほどの有名な言葉となりました。
あれから20年、全国を見渡せば「子どもの権利条例」を策定した自治体も50を超えるようになりました。国も「子ども基本法」の制定や「子ども庁」の設立などの動きを見せ始めています。全国に先駆けて創られた「川崎市子どもの権利に関する条例」をもう一度見つめ直し、「子どもの権利」の理念を全国の皆さんと考え合ういい時期が来たと思っています。
昨年度の子どもの権利条約フォーラム南砺大会では、川崎市子ども会議や行政区の子ども会議の子どもたちと「かわさき会場」を設けて、子どもたちと意見交換をしました。今年度11月6日、7日に開催される「子どもの権利条約フォーラム2021inかわさき」は、さらに、多くの全国の子どもたちと結び、子どもたちの意見が飛び交う川崎らしい子どもたち中心の大会ができればと考えています。ぜひ、おとなの皆さんも積極的な参加とご協力をお願いします。
実行委員長 前川友太(写真左から二人目)
今回、実行委員長になりました前川友太です。私は、これまで小学校1年生の時から地域の子ども会活動にも参加しており、今では役員として活動しています。また、4年生の時に子ども会議に参加してから今まで、子ども会議にも参加しています。
さて、子ども会議といっても、川崎市内には3つの子ども会議の種類(中学校区・行政区・市)がありますが、そのどれにも参加した経験があります。その3つの子ども会議と子ども会活動を経験して感じたのは、「子どもの声を真剣に聞き、それを実現しようとしてくれる大人がたくさんいる」ことでした。素晴らしい大人がたくさんいることは、川崎市の魅力だと、私は思っています。さらに言えばこの魅力は、子どもの多様な参加を保証していることの表れであります。もちろん、子ども会議以外にも子どもの権利条例に基づいた活動をしている団体は他にもたくさんあります。
フォーラムを通して、この魅力を全国・世界へ発信することが委員長としての仕事だと自負しているところです。今、子どもも大人もお互いの強みを生かして、会議をしています。子どもと大人がタッグを組んで川崎らしさをつめこんだフォーラムを創り上げようとしています。ぜひご参加ください!実行委員会一同、待っています!!
子ども実行委員長 高尾知永(写真一番右)
このフォーラムを、川崎の子ども達と地域、子どもたちを大人たちをつなぐような場にしたいです。その間の架け橋に私たちがなりたいと思っています。
子ども実行委員長 福井聖太(写真右から二人目)
一人ひとりに権利を知ってもらい、考えてもらうきっかけとなるようなフォーラムにしたいです。そして、スローガンにあるように、にじいろの未来につながっていくことを願っています。